30代 女性
症状:生理痛(月経痛)
現病歴
2〜3年前から月経の周期が安定しない。生理中は痛みがつらく、腰も重だるくなる。
体のリズムを整えたいと来院された。
鑑別診断
月経期間中、下腹部が痛み胸が張るような違和感がある。月経が終わると楽になる。
気血の巡りが悪いことでおこる生理痛(月経痛)と判断。
治療法
血行不良の改善を目的とし、期門(きもん)、大衝(たいしょう)、血海(けっかい)、膈兪(かくゆ)、関元(かんげん)を中心に
鍼治療を施し置鍼する。状態を確認すると、腹部の圧痛が減少しており、胸の張りも楽になった。
骨盤内の血行循環を良くする選穴で腰周りを含めた局所の鍼治療と全身へのマッサージも含めて治療終了。
月経周期にあわせて月に2日程度の頻度で来院され、月経前とホルモンバランスの調整のための周期の間の鍼治療を重ねるうちに、以前ほどの辛さを感じにくくなってきている。