16年前に突然、耳の後ろが痛くなった後、耳鼻科に駆け込むも「寝てれば治る」と言われ様子を見たが、翌朝、ストローを使って飲み物を飲もうとしたときにうまく飲めず、また別の病院に駆け込んだが薬の服用を終えても変化がなく、他の病院で「もう治らない」と言われた患者さん。
症状は顔面神経麻痺
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【来院患者】60代女性
【症状】左顔面神経麻痺(ベル麻痺)
左側の顔の動きが悪い、口をイーとする動作・への字にする動作の動きが悪い
【発症時期】16年前
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私の顔面神経麻痺、もう何をしても治らないんだ
半ば諦めその後の治療は行わず、後遺症の症状を感じたまま生活していたそうです。
時々、顔面神経麻痺を発症したときの痛み、耳の後ろが痛くなることがあって、再発の不安もあったそう。
また、自覚症状として笑った時に口が開かないこと、瞼の動きが悪いこと、頬を膨らませる時に空気が漏れることが気になり鍼灸院を探していて、少しでも改善の可能性があるならと、ドクター・リウ鍼灸院 西新橋院に来院されました。
病院での診察後に薬の投与を経て来院されるケースは、当然、回復が早いです。
ですが、数年前、十数年前発症の後遺症の症状であっても、顔面神経走行に沿った鍼による末梢神経へのアプローチと、その方の麻痺の状態別に鍼刺激の調節、消化器系・自律神経アプローチを併せることで、患者さん自身がもっている自己治癒力で途絶えた神経伝達を回復することができるのです。
私たちは、鍼灸という治療法で神経回復のスイッチをONにしているのです。