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ぎっくり腰:ぎっくり腰/鍼灸治療レポート12

男性 30代 映像クリエイター
症状:急性腰痛(ぎっくり腰)

現病歴

左腰の腰痛。来院される1週間前の朝、模様替えのため机を持ち上げた際、腰に痛みがでた。整形外科を受診し、腰椎椎間関節症で全治2ヶ月と診断された。
全治2ヶ月では仕事に差し支えるため、治療できるところを色々と検索し、鍼治療に興味がありハリアップに来院された。
朝と寝起きに痛みが強く、午前から仕事をしていると昼頃から座っていられなくなる状態。

鑑別診断

左第5腰椎から仙骨に圧痛。左臀部に圧痛。前後屈時痛(+)、左ケンプテスト(+)、左Kボンネテスト(+)、安静時・夜間痛(-)、SLR(-)
普段はデスクワークで座っている時間が長いが、腰を痛める前に撮影が入ったため、長時間の車移動、寒い山の中で何時間も立っていた。
疲労が溜まっているなかでの、机を持ち上げる力が腰付近の筋肉、仙腸関節に負担をかけて発症した筋・筋膜性腰痛。痛みに波があり、進行性ではないため鍼治療が効果的と判断。

治療法

伏臥位になってもらい鍼・マッサージで全身の筋緊張の緩和を図るため、股関節、臀部、また局所を重点的に施術。一旦、座ってもらい運動療法を。
この時点で痛みが10→5に軽減。次に仰臥位で大腿内側とふくらはぎをマッサージし、ストレッチにて股関節、臀部を動かした。
最後に座位にて圧痛点を単刺。痛みの緩和を共有し、残っている違和感のため近いうちの再診を促し、予約を取る。
施術後から2日後に再院され、朝も寝起きも痛いが以前よりは良好とのこと。
前回と同じ施術でアプローチし、運動療法後、その日の痛みが10→3に軽減した。会話の中で、運動療法への信頼感を感じられた。
その後、一ヶ月にに一度のペースで腰痛治療で来院されている。

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