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冷え性・生理痛解消のツボ

2019/02/27

いつも手足が冷たくて、季節に関係なく寒さを感じる・・・
そんな冷え症で悩んでいませんか?

冷え症は『万病のもと』ともいわれ、放っておくとさまざまな体調不良を起こしたり、免疫力を低下させたりします。
風邪やインフルエンザが流行るこの季節だからこそ避けたいですよね。
体質だから仕方ないと諦めている人もいるかもしれませんが、生活習慣を見直すだけでも改善や予防が期待できます。

たかが冷え症、されど冷え症、しっかりと対策をしましょう!

冷え症とは

冷え症は主に運動不足や食生活の乱れ、ストレスなどによる血行不良や、体温調節をつかさどる自律神経の不調によって起こります。
血流が悪くなると体のすみずみまで血液が行き届かなくなり、末端である手足は特に血行が悪くなります。そのため、手足を中心に体が冷たくなったように感じます。

なぜ女性に多いの?

・筋肉量が少なく脂肪が多い

女性は男性に比べて筋肉が少ないため、運動による発熱や血流量が少なくなります。また、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質を持っています。

・きつい下着や露出の多いファッション

体を強く締め付ける下着は血液の流れを悪くします。また、短いパンツやスカートきつい下着や露出の多いファッション、サンダルなどの露出したファッションは体を冷やしてしまいます。

・女性ホルモン(エストロゲン)の乱れ

ストレスが多かったり、生理前や更年期などに女性ホルモンの分泌が乱れると、血行の悪化や卵巣の機能低下を招きます。

・身体の仕組み

子宮や卵巣など血流の妨げとなる内臓が多いため、腹部の血流が悪くなります。また、月経時に血液が減る為、血液が体の末端まで届かなくなります。

予防と改善について

冷え症の予防と改善には、生活習慣を見直す事が何よりも大切です。

①食生活

冷たい飲み物・食べ物を避けることはもちろん、ミネラル・ビタミン豊富でバランスの取れた食事をし、甘い物を控える。

体を温めるもの:生姜、ねぎ、にんにく、ごぼうなどの根菜類、ごま、黒豆、小豆、かつお、七味唐辛子、紅茶、ほうじ茶、ココアなど

体を冷やすもの:トマトやきゅうりなど暑い土地で採れる野菜、あさり、こんにゃく、コーヒー、緑茶、ジュースなど

②運動

体を動かす事で新陳代謝が促進され、血行が良くなる。

③入浴

シャワーだけで済ませるのではなく、湯船につかる。
熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯に20分程度つかれば、副交感神経が活発になって血管が広がり、血行が良くなる。

鍼灸・マッサージ治療ではなにができるの?

マッサージでは、筋肉の凝りをほぐすことで全身の血液を巡らせ、それに伴って新陳代謝を良くしていくことで、冷え症改善に繋げます。
鍼灸治療では、神経の通り道などを刺激することで自律神経を調整したり、ホルモンの分泌を促していきます。
また、血液やリンパの流れを良くすることで体の自然治癒力も上げる働きがあります。

薬を服用しているけど副作用で困っている方、ぜひ鍼灸治療を試してみてください。

冷え性によく効くツボ

最後にツボをいくつか紹介しますね。

・三陰交(さんいんこう)

足の内くるぶしから指4本分上にあり、冷え症・貧血・生理不順・生理痛・むくみなどに効果があります。

・湧泉(ゆうせん)

足裏の土踏まずの少し上の中央部で、足の指を曲げた時に凹んだ所にあり、ストレスや疲労回復・お腹や腰の冷え・むくみ・生理痛などに効果があります。

・太渓(たいけい)

足の内くるぶしからアキレス腱の方向になぞっていくと少し凹んだところにあり、体内の水液代謝のバランスを良くするので、冷え・足のむくみ・しみなどに効果があります。

・太衝(たいしょう)

足の甲の親指と人差し指の骨が交わるところにあり、血流から冷えを改善し、冷え症・のぼせ・精神的ストレス・眼精疲労などに効果があります。

お家でのケアとしてツボを刺激したり温めたりするだけでも効果が期待できますので、日頃から冷え症対策をしていきましょう。

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