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メニエール病:メニエール病/鍼灸治療レポート7

男性 30代 会社員
主訴:メニエール病
症状:激しいめまい、耳鳴り

現病歴

約1年前に激しいめまい、耳の詰まり、耳鳴りを経験し、その際にメニエールと診断され処方薬と鍼灸で治ったが、来院される1ヶ月位前からめまいはないが耳の詰まり感が出てきている。
処方薬を飲んでいるが症状が完治とはならず、来週から仕事が忙しくなるのでその前になんとかしたいとハリアップに来院した。また、以前のように激しいめまいが出てくるのではと思うと怖いと話された。

鑑別診断

耳の詰まり(左<右)・耳鳴り(左<右)耳の詰まり、音は大きくはないが、常に音が鳴り続けていて不快感がある。不規則な仕事なため、夜遅いことが続くと寝付きが悪くなる。そのため、疲れが取れず体がいつもだるささを感じている。
もともと便秘や鼻炎の症状もあり、鼻と耳は密接な関係があるのでそちらの治療も併せて行うことを説明。
初めて発症したときや1ヶ月前に再発したときも仕事が忙しく、生活が不規則な状態が続いていたときに発症したため、疲労による再発影響が大きいと考えられる。

治療法

伏臥位で体の緊張などを確認しながら全体的にマッサージを施し、体の緊張を落ち着かせる目的で頚部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)など首肩に刺鍼をした。
次に、背部の緊張を緩めるために大椎(だいつい)、身柱(しんちゅう)に置鍼し、腰部には命門(めいもん)、大腸兪(だいちょうゆ)など腸へのアプローチも入れ、下腿に全身の気血の流れが良くなるように単刺で刺激した。
仰臥位では耳と鼻は密接な関係があり、鼻が詰まっていると耳にも影響がせやすいため、鼻の詰まりを取るべく顔の印堂(いんどう)、迎香(げいこう)に刺鍼を。喉への刺鍼は甲状腺へのアプローチ、代謝を促し耳の詰まりを改善に導くために行った。顔、腸へのアプローチにもなる合谷(ごうこく)にも刺鍼をし、最後に頭のマッサージや頚部の調整を行い、自律神経へのアプローチも行い終了した。

生活指導

施術後、耳の詰まりがとれたことに大変喜んでいただけた。耳鳴りはまだし少し残っていることと来週から仕事が忙しくなることから、2~3日後の来院を提案。
仕事が忙しいため、頭の中がいつも仕事のことを考え、交感神経優位で緊張が抜けにくくなっているので、少しでも気分を落ち着かせるために湯船に浸かることや本を読むなど、頭の中もリセットできる時間を少しでも持つことを勧めた。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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