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五十肩:五十肩/鍼灸治療レポート29

女性 40代 会社員 
症状:右肩の運動制限、右肩関節周囲炎

現病歴

来院される3ヶ月前から右腕が上げづらくなり、服の着脱が不便となり整形外科で診察を受け、レントゲン検査では骨の石灰化は見られず腱や筋肉の炎症で四十肩、肩関節周囲炎と診断された。整形外科に通うものの可動域に改善がみられず、インターネットで調べて鍼治療が有効ということ知り、自宅から近いハリアップに来院にされた。

鑑別診断

右腕を水平以上に横に上げると肩の付け根が痛くなり、腕を後ろに回しお尻より上に上げられない。夜間痛はなく右肩なので、肝臓や胆のうなど、内臓の関連痛でもない。
熱感はないが肩の筋肉や腱の炎症による運動器疾患の四十肩、肩関節周囲炎と判断した。

治療法

まずは横向きで三角筋の前部、後部、結節間溝、棘上筋、棘下筋に刺鍼した。広背筋も肩関節に付着して腕の運動に関与しているので、腰の腎兪(じんゆ)、痛みのストレス解消に風池(ふうち)、瘂門(あもん)、頬車(きょうしゃ)に刺鍼。
次に、うつ伏せで肩髎(けんりょう)、上大椎(かみだつい)、天柱(てんちゅう)、膏肓(こうこう)、肝兪(かんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)、ふくらはぎの承山(しょうざん)、飛揚(ひよう)に刺鍼し、最後、仰向けで自律神経を調節するために腹部の中脘(ちゅうかん)、天枢(てんそう)、関元(かんげん)、筋肉の緊張緩和に対して足の陽陵泉に刺鍼した。
肩の肩隅(けんぐう)、腕の曲池(きょくち)に5分間置鍼を。抜鍼後はマッサージをして、肩関節周りから上腕部・前腕部まで筋肉の緊張を緩めた。

生活指導

痛くて全く動かさないと、逆に筋肉が硬くなるので、ダンベルや水の入ったペットボトルでの振り子体操や痛みのストレス緩和に腸内環境を整えてドーパミンやセロトニンの分泌を促す発酵食品を摂ること、炎症を抑えるためにアマニオイルやエゴマオイルなどの摂取をサラダや納豆、刺身、みそ汁に入れることをお勧めした。

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