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顔面神経麻痺:顔面神経麻痺/鍼灸治療レポート32

20代 女性 会社員
症状:美容医療後の左顔面神経麻痺
発症:2024年1月中旬

現病歴

2024年1月11日に頬のバッカルファット術(頬の内側の余分な脂肪を除去)、耳の骨切り術と鼻整形を行ったところ、右の口角が上がらなくなり、顔面に触れた感覚や温度の感覚が鈍い症状が出てきた。
手術を担当した医師からは時間と経過とともに動きも感覚もよくなっていくと言われ、そのまま様子を見ていた。
その後、右側顔面の感覚は回復してきたものの右の口角を上げる動きや左側の顔面の感覚はまだ回復せず、このまま回復しないのではないかと不安になり、インターネットで「鍼 顔面神経麻痺」と検索し調べていたところハリアップのHPにたどり着き、同じような症状で改善されている症例を見て、なんとしても治したいという思いで来院された。

鑑別診断

日常生活では口角が上げにくくうまく笑えない、会話の時も口元に違和感がある。
表情筋の動きは特にイーの動作がしづらく、右口角がやや下がっており、それ以外の動きは問題ない。
顔面の感覚も右と比べ、左の頬周辺が鈍く、若干の左右非対称がある。
上記より、美容医療後の顔面神経麻痺、三叉神経痛後遺症と判断した。

治療法

最初に血流促進を目的にお顔全体と首肩周りのマッサージをし、その後、顴髎(けんりょう)、迎香(げいこう)、地倉(ちどう)など顔面部のツボと耳下腺・舌下線周りに刺鍼した。
特にマッサージの際に反応がみられた下顎部に置鍼を5分。
抜鍼後、再度マッサージを行い、このタイミングで口角の動きを確認したところ、右口角が左と同じくらいに上がることを確認できた。次に地倉、下関(げかん)に置鍼を5分。
抜鍼後、左側顔面部のマッサージを行い、顔面部のツボに刺鍼した。
治療後は口角の動きの変化はみられたが、左側顔面の感覚の鈍さに変化は見られなかった。最初の治療頻度についての説明をして、次回は4日後に予約確定。
施術後の影響でお顔の硬さが顕著にみられたため、ホットタオルなどで温めるように指導も行った。

4日後の来院。
前回施術後は良好。左顔面部の感覚は50%ほど戻ってきたが、左鼻の横を押すと痺れが生じる。右の口角は上げやすくなってきたが笑うと鼻の周りに違和感を感じると話された。
前回の治療同様に触診やマッサージでの筋肉の反応を見ながら治療を行った。
その後も治療を続け、触覚、温覚共に9割改善。痺れもほぼ感じなくなるまでに改善。
麻痺の症状を発症してから約1ヶ月後、治療6回目に来院された際、顔の張り感は感じるが感覚や痺れ、動きの違和感は感じずに過ごせたと話され、この日は顔の張り感をとることを目的に施術。張り感が改善され、この日をもって治療終了とした。

美容医療後、顔面神経麻痺を発症される方もいれば、表情筋の動きに問題はないが感覚鈍麻や痺れを訴える方も多いです。
三叉神経痛後遺症となって切られるような痛みとして発症しますので、手術後の神経症状についても早期治療が望ましいです。

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