だるさを感じても、薬を飲むほどではない。カウンセリングは面倒。
寝つきは悪いかもしれないけれど、眠れないわけではない。
ストレスがあるといわれても、何をどうしたらいいのかわからない・・・。
そんな人におすすめなのが鍼灸治療です。
その症状は、 「不定愁訴」と呼ばれる原因不明の不調です。
東洋医学のひとつである鍼灸は、日本だけでなく、欧米など世界中で注目を集めています。その理由は、自己治癒力を高めて症状を治めるからです。
鍼灸治療は、薬に頼らないナチュラルな治療法なのです。
鍼灸治療というと、真っ先に想像するのは「肩こり、腰痛」ではないでしょうか?
鍼灸治療にできるのはそれだけじゃありません。
実は内科的な疾患も得意なのです。
頭痛・腹痛・動悸・不眠・花粉症・下痢・めまい・吐き気など・・・
挙げればキリがありません。
中でも得意なのは「不定愁訴」と呼ばれる原因不明の不調です。
日々変わる症状に鍼灸治療はとても効果的なのです。
鍼がストレスを軽減させる
つい最近の研究では、鍼がストレスを軽減させると報告されています。
ジョージタウン大学が、鍼が身体の正しい箇所に施されるとストレスホルモンの伝達を抑えることを発見しました。
これは、鍼治療がただのプラセボ効果(偽薬効果。気休めや思い込み)ではなく、
実際に良い効果がもたらされることを示しています。
研究者が寒さによるストレスを与えられたラットの足三里に鍼を刺すと、
鍼治療を受けていないラットと比較して、ストレスホルモンのレベルが大きく下がりました。
不安や鬱に対処する薬の多くは、
ストレスホルモンに対して今回の研究と同じように作用しています。
つまり、ストレスに対して鍼も薬と同様に作用するのです。
安定剤・睡眠薬・導入剤・抗うつ薬・抗不安薬などいろいろな薬がありますが、
これらと同じ働きを、鍼治療は体内に起こすことができるのです。
~まとめ~
薬を使うとぼんやりしそうで仕事中は飲めない・・
薬を飲むほど困っているわけではない・・・
でも何かいい方法があるならやってみたい!
こんな思いに鍼灸治療は答えることができます。
ストレスに鍼灸治療を行う一番のメリットは、手軽で身体への負担が少ないことです。
ストレスにより発症している不定愁訴の治療も並行してできるため、
心も身体も同時に楽になります。
今現在、服薬している方でも鍼灸治療を受けることは可能です。
むしろ、薬と鍼を併用することでより症状を軽減させることが期待できます。
薬は対症療法に効果を発揮しますが、鍼灸治療は根本治療。
症状そのものを起こりにくくすることができます。