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脳挫傷の後遺症による顔面神経麻痺と鍼治療

2019/06/13

脳挫傷の後遺症により顔面神経麻痺を発症された患者さんのお話です。
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【来院患者】20代女性
【症状】脳挫傷の後遺症
    麻痺により左目が開かない・まぶたが動かない
【発症時期】2019年4月
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階段から転落し、病院で脳挫傷と診断を受けられた方。
転落した際、頭蓋骨には3~4ヶ所の骨折が見られ、意識混濁を伴う予断を許さない状況だったそう。
病院では、医師から「体調が回復しても後遺症の麻痺で左目は一生開かない、視力も回復するかどうか分からない。」と言われたそうです。
入院されていた女性の祖母が「ビートたけしさんの顔面神経麻痺は鍼治療で治ったそうよ」とお母さまに話され、
ネットで検索されたお母さまが「娘の目の麻痺は鍼治療で改善する可能性がありますか」と、藁をもすがる思いで尋ねてこられました。

意識が戻ってから2~3週間経ち、このまま病院のベッドで過ごしていても症状が変わらないのであれば鍼治療の可能性に、ビートたけしさんの顔面神経麻痺を治した劉先生にかけてみようと、ドクター・リウ鍼灸院 西新橋院に電話があり、4月中旬に初めて来院されました。

1回目の鍼治療では変化が見られず。

2回目の鍼治療後は、数ミリほどのわずかな動きをご本人も自覚され、4回目で約2/3が開くようになりました。

開くようになって分かったのは、視点が真っすぐではない。
斜視(眼球が注視したい方向をうまく向かない状態)となっていたこと。

5回目以降の鍼治療では、麻痺している部分の筋肉・神経だけでなく、目の筋肉に対してのアプローチも同時で行ったところ、9回目の5月下旬には表情も豊かになり、お化粧をして来院されました。
治療しようと部屋に入った劉先生が驚いて確認されたほど。
「もう治療に来なくても大丈夫!」
この9回目の治療をもって一旦終了とご本人にお伝えし、活き活きとした表情で元気にお帰りになられました。

社会復帰できる喜び
女性としてお化粧をして出かけられる喜び
そしてなにより、一生開かないだろうと言われていた目が手術せずして開いた喜び

事故や手術の後遺症による顔面神経麻痺であっても、諦めずにご相談ください。

薬物治療や経過観察だけではなく、違うアプローチ法のひとつとして選択されているのが鍼治療です。

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