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簡単にできる冷え性対策

2020/07/17

手足が冷たい。手足が冷えて夜ぐっすり眠れない。冷房にあたるとすぐ体調をくずしてしまう。寝る時は夏でも靴下を履く。すぐにお腹が痛くなる。いつもだるい。
この様な症状、思い当たりませんか? これは冷え性の症状です。
冷え性は、次の様な状態が慢性化すると自律神経が乱れ、体温調節がしにくくなり冷えの症状が起こってくるものです。

1.寒い環境による血行不良
体温を調節している自律神経は、寒さを感じたとき、生命活動を維持している内臓の働きを落とさないために、温かい血液を身体の中心部へ優先的に集めます。これによって手足が冷たくなります。
2.筋肉量不足による血行不良
筋肉は血液を全身に送るポンプのような働きをしています。そのため、筋肉量が少なく動きが小さいと血液を全身に送ることができず、熱を生み出すこともできません。
3.血液の循環が悪い
低血圧、体内の水分不足、食生活の乱れ等は、体内の血液循環を悪くし、血行不良のもとになります。
4.ストレスによる血行不良
ストレスを感じると緊張して、血管が収縮し、血流量が低下します。これが長く続くと血行不良になります。

冷えを改善するには、冷えきっている部分を温める、熱を作りやすい身体にする、体全体の熱量を上げる、血液の巡りをよくすることが大切です。
シャワーではなくお風呂に入る、定期的に運動をする、洋服では締め付ける下着は着ない、食事では冷たいものを摂りすぎない、筋肉作りに必要な良質なタンパク質を積極的に摂る等を心掛けてみましょう。
特に、摂取すると体が熱くなる辛いものやアルコールの類は一見良いように思いますが、これらの食品は発汗を促し、適量を超えると結果的に体温を下げてしまうのでなるべく摂りすぎないようにしましょう。カボチャやショウガのように、寒冷地で育った野菜など身体を温める成分を含んだ食材選びがおすすめです。
 また鍼灸治療は、体の働きを改善して症状を抑えていくので、冷え性の治療は得意とするところです。ツボを鍼や灸で刺激することで血行をよくし、自律神経を整え、自然治癒力が高まります。全身のバランスが整うと脳にストレスがかかりにくくなるので、コンディションそのものが改善できます。
 手足が冷えて体温が低くなるとそれだけで免疫力が低下し、カゼをはじめとしたさまざまな病気にかかりやすくなります。冷気に当てられる時期こそ体質を改善して免疫力を高め、身体を外敵から守りましょう。

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