2023年1月に切開リフトの美容整形手術

手術3日後から食事中に口が動かないことを自覚

すぐに手術をしたクリニックに行って相談したが、整形手術が直接的な原因かどうかは分からないと担当医師に言われ、ビタミンB12を処方。
クリニックで鍼灸治療を勧められるも、どこに行ったらいいのかわからない状況で、誰にも相談できず頭が混乱したそう。

もともと顔にコンプレックスがあって美容整形を行ったけれど、手術によって顔が麻痺してしまい、とても悲しいと話されました。
何とか早く改善させたいと思い、インターネットで「顔面神経麻痺 鍼」と検索してドクター・リウ鍼灸院を見つけ、すがる思いで劉先生の鍼治療を受けたかったが、予約が取れない状況の中でも診断はしてもらえるとのことで安心して来院されたそうです。
現在は週3日、社交ダンスのインストラクターをしているので、早く改善して笑顔で復帰したいと、治療に意欲的な印象でした。

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【来院患者】60代・女性
【症状】水を口に含めない（左顔面神経麻痺）
【発症時期】2023年1月初旬
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目の動きは比較的問題はないが、口周りの動きがとても弱い状態。
総院長 劉先生診断によると、手術により神経が損傷しているのか切断されているのかは分からないが、顔面神経2枝領域の頬周りの筋肉が拘縮しているので血流が低下していると話され、基本的に頬周りを中心に、刺激量も共有した上で治療を開始しました。

顔面神経根幹部の刺激後、頬周りのツボを選穴し指圧で刺激してから刺鍼を。
顔面部への血流促進を目的に、後頚部から肩部にかけても鍼で刺激をしていきます。

1回目の治療後、口の動きが軽くなっていることを実感され、とても喜ばれていました。

症状改善に向け、まずは週1回の間隔で継続することの必要性を説明し、2回目は1週間後に予約を確定。
その後、約2週間あけて治療を続け、少しずつ口が動かしやすくなり、口角が少し上がるように変化が見られました。

7回目の治療を終えた時点で、さらに口角が上がるようになり、患者本人の自覚としても8割程度改善していると話され、不意に笑った時でももう少し口角が上がるようにすることが理想と、治療を継続されています。

ストレスや疲労の蓄積、多忙で睡眠不足が続いた日の翌日に発症されるケースが多い顔面神経麻痺ですが、今回のケースのように、美容整形手術後に口元や頬が動かなくなり治療が可能ですか？とお問合せも多く頂きます。
突発性の麻痺と発症経緯が異なりますが、鍼による刺激で末梢神経回復は期待で来ますので、諦めずにご相談ください。