OligoScan（体内ミネラル＆有害金属検査）測定について

●ミネラルとは
５大栄養素のひとつであり、体内で生成できない16種類の必須ミネラルが含まれています。ミネラルは代謝や消化吸収、呼吸など、あらゆる働きを担っている「酵素」を支える重要な役割を果たしています。そのため、ミネラルの充足は非常に重要ですが、体の構成成分としては僅かに約４％しか占めていません。
この微量なミネラルが不足すると健康に悪影響を与える可能性がありますが、摂りすぎも同様に健康を害する要因となり、21種類それぞれのミネラルのバランスはとても重要なのです。

●有害金属とは
体や環境に悪影響を与える金属元素の総称です。
代表的なものには、水銀、鉛、カドミウム、ヒ素、アルミニウムがあります。これらの金属は産業廃棄物、排気ガス、農薬などから放出され、土壌や水源に浸透します。それが人体に取り込まれると、中枢神経や腎臓に悪影響を及ぼし、なんだか不調、だるい・・・といった症状や病気を引き起こしかねません。

これら有害金属は、ごく微量ながらも日々食・生活習慣によって摂り込まれてしまうため、自分にとってのリスクを知ることは未病を防ぐ第一歩にもつながります。 有害金属は文字通り体にとって“害”なので、できるだけ“摂り込まない”“デトックスをする”ということがキーワードになります。

OligoScanでわかること

手のひらに特殊な光を照射するだけで、組織や血管壁に沈着している必須・参考ミネラル21元素と有害金属16元素が測定できます。
取得したデータは、即座に開発元であるルクセンブルクに送信され、解析されます。 インターネットを活用したシステムのため、検査結果はその場で、すぐに3枚のレポート形式となって返ってきます。
※従来、これらの測定には毛髪や細胞などを採取した「組織生検」をおこない、結果が出るまで数週間～数か月かかっていましたが、OligoScanでは今のじぶんの状態をその場で知ることができる！という画期的なシステムです。
測定結果から、ミネラルが足りなければ“ただ補充する”ということではなく、どうして足りなくなったのか？を考えます。

代表的な例は亜鉛不足。
亜鉛が不足している人はとても多いのですが、不足している理由はなぜか？
食事の偏り、全体の食事量が足りていない場合もありますし、有害金属が蓄積しているために亜鉛がうまく吸収できていない場合もあります。 亜鉛が不足しているからサプリメントを足す、というその場しのぎの解決策だけでなく、亜鉛が足りなくなった考えられる原因についてもカウンセリングにてお伝えしています。

ミネラルが不足する原因、有害金属が蓄積する原因として、多いのは、腸内環境です。
主な栄養を吸収する場所である小腸、そして、体内から出る老廃物の約7割を占める便をつくる腸内の環境も考慮して対策をすることで、ミネラルバランスが改善し、同時に体調が安定してきたというケースもあります。

測定結果レポートでは、ミネラル21種類、有害金属16種類、それぞれの過不足についてグラフ化され、そこには個性が現れます。
現在の状態として、代謝、腸の消化能、認知機能、免疫、ホルモン状態、感情の状態など・・・
結果の背景にはこれまでの食・生活習慣等が関係していますので、解析結果レポートを元に、カウンセリングを行いながらひも解いてお伝えいたします。

［ ミネラル21種類 ］
カルシウム・マグネシウム・リン・ケイ素・ナトリウム・カリウム・銅・亜鉛・鉄・マンガン・クロム・バナジウム・ホウ素・コバルト・モリブデン・ヨウ素・リチウム・ゲルマニウム・セレン・硫黄・フッ素

[ 有害金属16種 ]
アルミニウム・アンチモン・銀・ヒ素・バリウム・ベリリウム・ビスマス・カドミウム・水銀・ニッケル・プラチナ・鉛・タリウム・トリウム・ガドリニウム・スズ