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顔面神経麻痺:顔面神経麻痺/鍼灸治療レポート7

50代 女性
病状:2020年7月発症 右顔面神経麻痺(聴神経腫瘍摘出手術後の発症)

現病歴

聴神経腫瘍摘出の手術が終わり、麻酔が切れ起きると右顔面部の麻痺に気づいた。
担当医師からは後遺症として顔面神経麻痺が発症する可能性があることは聞いており、手術前から顔の痙攣などを自覚するときがあり顔面神経麻痺になる可能性を感じていたのですぐに担当医師に確認をし、投薬(プレドニゾロン)治療を開始した。
退院後、処方はプレドニゾロンからメチコバールに変更され、次回受診の際まで継続して服薬するよう指示を受けた。
麻痺の症状は発症してから徐々に悪くなり、次回病院に受診する約2週間と期間があったので何かできることはないかとインターネットで検索していたら、ビートたけしさんの顔面神経麻痺治療をされていた先生を発見し、同じように腫瘍摘出後の顔面神経麻痺の治療をされているドクター・リウ鍼灸院に電話した。
病院での次回診察前までに少しでも良くなれればと思い来院した。

鑑別診断

麻痺は片側性で、顔の右側(聴神経腫瘍罹患側)に麻痺があり、右目を閉じることができ
ず、就寝の際は目の保護のためにテープで皮膚を引っ張って、目を閉じるような状態。その他、水を飲むときに口から水がこぼれるなど自覚的な症状は強く、柳原法(顔面神経麻痺の判断基準)で確認したところ、全ての項目で動きがほぼ感じられなかった。
現在、温めたりマッサージをすると少し改善し、空調などによる冷えを自覚したり起床時は症状の悪化が顕著になる。

治療法

手術痕など癒着の影響からくる頚部・肩部の筋肉の緊張を改善することで新陳代謝を高め、同時に腹部の刺激により自律神経を整えるアプローチをかける。
その後、閉眼の指示したところ、力の入りやすさを自覚、他覚的にも明らかに動きが良くなっていることを確認。
顔面部(顔面神経の走行上でDr. Liu Methodにおける治療ポイント)の鍼・マッサージを併用して行うと、患者の自覚的には顔の腫れぼったさの軽減、動きやすさなど効果を実感。他覚的には強い閉眼、頬の膨らます動作で口から空気が漏れることがほぼなくなった。
顔面神経麻痺発症後、患者自身が自宅でできることを頑張って続けていたこともあり、初回から大きな変化を感じることができたが、より改善度を上げるためにも最初は週に2回を目安に鍼治療を継続し、症状改善の早期化、改善度の増加を図る。

2回目の治療は3日後。
初回の治療後、閉眼が楽になったこともあり、麻痺が発症した後、継続していた就寝時の瞼をテープで抑える閉眼サポートをしなくても良くなったことに驚かれていた。1回の施術でも効果が実感できるほど改善しているので、来院して本当に良かったと仰っていた。
2回目の治療後は、強い閉眼すると見えていた白目がほぼ分からないくらいまでに改善した。

治療を重ねるごとに麻痺症状の改善がみられるが、3日くらいすると少しずつ悪化する。
ただ、以前のように寝る時にテープで目を閉じなくても良くなったことは継続している。
前回同様、治療後、口周りの筋肉量の低下を確認された劉先生から割り箸を使用した表情筋トレーニングを指導。
次回は2日後に来院予定で治療継続中。

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