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不眠症:不眠症/鍼灸治療レポート3

男性 30代 会社員
症状:入眠困難、熟眠障害、中途覚醒、肩こり

現病歴

1ヶ月前から入眠困難な状態が続いていて、眠りが浅く寝た気がしない。
ひどいときには1時に寝て3時に起きてしまい、それから全然眠れない時もある。
疲れがとれないのはともかく、朝から頭がフラフラした感じがして集中力も落ちている。
20代半ばから仕事関係で入眠時間がバラバラになり睡眠のペースが乱れている状態が続いていたが、最近は在宅勤務に切り替わり、睡眠のパターンが完全に崩れている状態から症状が出始めた。
基本的に一日中パソコンの画面を見つめていて、休憩時間はずっとゲームやドラマをスマートフォン、またはパソコン画面で見ている生活。
「不眠症」に関していろいろ調べていて睡眠導入剤の服用を悩んでいたが、自律神経バランスを整える効果のある鍼治療で改善したいと来院された。

鑑別診断

生活リズムが崩れている上、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイを見ている時間がほとんどという生活。
自律神経バランスが乱れている状態に加えて、長時間ディスプレイを見ているため常に脳の緊張が高まっている状態で、なかなか概日リズムを戻せない状態にある。
内臓機能を上げて自律神経バランスを調整すると共に脳の疲労を解消する。
最近は気持ちが沈みやすく、人間関係によるストレスがある様子。
胃腸の調子が元々悪く、お腹は下しやすいが暴食気味で刺激物が好き。
お酒は週に2回程度、ビール2缶程度飲んでいるが次の日必ずお腹を下し、お酒を飲んでも寝付きは悪い。
手足の冷えがあり、鼻詰まりや咳などは特になし。腫瘍、内出血、疼痛なし。
毎日の脳の緊張や精神的ストレス、自律神経バランスの乱れによる入眠障害と思われた。

治療法

睡眠障害は過度の緊張や精神的ストレス、暴飲暴食や栄養不足によって消化機能が低下しているケースが多い。
この患者さんも暴飲暴食で消化機能の低下が見られたため、、消化の働きを促進させるツボを刺激して摂取した栄養分の吸収を促していくことと、中枢神経を刺激して正常な食欲と栄養のバランスを回復させていく。
頭顔面部の瘂問(あもん)、翳風(えいふう)、四白(しはく)、印堂(いんどう)などに刺鍼をして消化器だけでなく、酷使している目や頭の疲れも取っていく。
仰向けでは水分(すいぶん)、中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)など腹部のツボを刺激して自律神経の調整を図る。
施術中から寝息が聞こえる状態でリラックスされていた様子で、2回目の治療は1回目の治療から1週間後に来院。
鍼治療を受けた日から1週間は寝つきが良くなりすぐに眠れるようになったが、中途覚醒は相変わらずで中途覚醒後は寝つきが悪くなるという。
2回目の治療後は初回より良い状態が続いているようで、入眠障害の改善とともに肩こりの症状も改善された。
その後は週に1回のペースで来院されていて、入眠困難は改善され治療間隔が空いても以前のような状態になることはなく体調が安定している。

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