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月経不順(生理不順):月経不順/鍼灸治療レポート3

女性 30代 会社員(映像制作)
症状:全身のだるさ、月経前症候群(PMS)、月経不順

現病歴

初めて来院するまで約2ヶ月間、ほぼ休みがなく働いており、夜は4時間ほどしか横になれない。さらに時間を問わずに仕事の連絡が入るため安眠できずにいた。
仕事のストレスで過食気味なり、2ヶ月で体重は7キロ増えた。
その生活を続けていると月経前のめまい、だるさ、足の冷え、熱はないのに顔が火照る、顔から汗が止まらないといった症状が出現。そして月経が止まってしまった。
どうしたらよいのか不安になり知人に相談したところ、コリトレールグループ治療院を紹介され、ドクター・リウ鍼灸院 渋谷院に来院された。

鑑別診断

頚部から背部に筋緊張が強く呼吸が浅い。また、下腿内側が冷えていた。
腹部の触診では全体的に硬く、軽く押すだけで息苦しさを感じていた。
自律神経失調症による全身の筋緊張、月経不順(生理不順)、月経前症候群(PMS)と判断。

治療法

初めての治療では、頚部から背部の筋緊張の緩和を目的に、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、膏肓(こうこう)、肝兪(かんゆ)に単刺。
上大椎(かみだいつい)は置鍼し、脳脊髄液の循環改善を目的に椎間の経穴を刺鍼した。
治療後は首が動かしやすくなり体の軽さを実感され、全身の緊張状態、腹部の硬さがあることを共有し、次回は自律神経バランスの調整とよりリラックスできるように初回より長いコースを勧めた。

2回目の鍼治療
初回の治療から5日後に来院され、状態を確認すると前回から火照りめまいはなくなり睡眠がとれたと仰っていた。
逆に寝すぎている気がするそうで、重だるさは3日経過すると戻ってしまったそう。
下腿内側の三陰交(さんいんこう)、陰陵泉(いんりょうせん)や下肢の血液量の調整に有効な経穴を刺激して下肢への血流を促進。
背部兪穴(膈兪・肝兪・脾兪)を刺激し、治療後は呼吸がしやすくなったとのこと。
それからしばらく仕事が急に忙しくなって体調を崩されていたそうで、仕事が落ち着いたところで3週間ぶりに来院。
仕事が落ち着きしっかりと睡眠がとれているようで、ウォーキングのほか軽い食事制限をはじめ体重が落ち始めたそうで、見た目の雰囲気も明るくなっていた。
頚部の硬さは気になるものの自律神経症状は出ていない。
また忙しくなるこれからに向けて、2週間に一度のペースで自律神経の調整を目的に治療を継続している。

初診から2ヶ月経過し、月経(生理)は再開。火照りやだるさはないとのこと。
今までの私生活の中に鍼灸を取り入れたことで、自律神経が整い改善に向かったと考えられます。
リモートワークになり仕事とプライベートの切り替えがうまくできていない方が多くいらっしゃいます。
長時間の座位の姿勢は背中が丸くなりことで、肺や胃の臓器の圧迫が起こります。
この姿勢の影響で圧迫された肺は広がりにくくなり、呼吸は浅く呼吸に関与する筋肉に負担がかかり硬くなります。
そして肩こり、頭痛、不眠と自律神経の乱れにつながるのです。
過度なストレスが体の悪循環を招くその前の対処が大事なのです。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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