女性 50代 専業主婦
症状:首こり・肩こり、左腕の痺れ
発症:2021年3月発症
現病歴
今年の3月に突然、左腕に痺れが出現。朝起きてから夜寝るときまで1日中症状が出現し、時間が経つにつれて重だるさも出てきた。
洗濯物を干すときなどに症状は強くなるが、特に思い当たる原因はなく首・肩こりは慢性的にある状態。
4月に整形外科を受診しレントゲンを撮ったところ第6-7番頚椎の椎間がやや狭くなっていると診断を受けたが薬などは処方されず、医師によると少し経てば症状は治ると言われたそう。
その通り一時的に痺れは良くなったが、6月くらいからまた症状が出現し、前回はなかった頭痛や首の痛みも出たため、紹介されてハリアップ六本木ヒルズ院に来院された。
鑑別診断
痺れは片側のみで痛み、痺れ、重だるさがある。日によっては頭痛や首の痛みも伴い、上を向く動作や腕を上げる動作で症状は悪化する。
全身のバランスは、首・肩甲骨周りの硬さが強く自覚はないが腰の硬さも顕著。
ライトテスト、エデンテスト、モーリーテストは全て陰性
ジャクソンテスト陰性、スパーリングテスト陽性
治療法
頚腕神経叢を狙い頚部から肩甲骨周りの血流改善と腕へのアプローチを。
痛みの沈静と自律神経を整える目的で頚部、肩部へ単刺し、硬結の強い部分には少し刺激を入れたところ、腕の痺れは軽減しだるさも解消。
頚部と肩甲骨周りの硬結の影響で肩甲骨の動きが悪く、頚部の負担軽減のため棘下筋や菱形にアプローチし筋緊張を緩和させた。
1回目の治療で症状が軽減したので、2回目の治療も間を空けずに来院してもらい早期に症状改善していくことを共有。
1回目の治療から4日後に来院されたときには、前回よりも改善しているものの痺れが残存しているため、頚椎へのアプローチと肩甲骨周りを中心に治療し症状改善を図った。治療後は痺れ痛み共に消失。
その後、1週間ごとに来院されているが、痺れ痛みは戻るものの軽減している。