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肋間神経痛:肋間神経痛/鍼灸治療レポート 4

男性 40代 会社員 
症状:背中・肋骨周囲の痛み

既往歴

幼少期に帯状疱疹を発症(全身に水泡が出たそう)

現病歴

背中から第6,7肋骨付近にかけてのピリピリとした痛みを訴え来院された。
最近になって睡眠時間が少なく、長時間のデスクワークが続いている。
身体は凝りやすく、最近特に疲れがとれにくい。運動等で肋骨周囲を痛めることは特にしていないが、痛みがあるので深呼吸をしにくく、肺が膨らむとピリピリ感が感じやすい。

鑑別診断

胸骨圧迫テスト陰性
胸椎6番-7番付近の棘突起圧迫テスト陰性
当該部位の肋間筋を触診すると硬さがあり、肋骨に沿って触知するとピリピリとした走行を自覚。
既往歴に帯状疱疹(ヘルペス)があること、また上記の疾患もふまえ、当該部位は肋間神経痛である可能性を考慮し施術。

治療法

胸椎6番-7番のの神経根への鍼刺鍼と第6肋間神経に沿って当該圧痛部位に響きを感じるように刺鍼。
仕事での不良姿勢のためか、肩が内側に入り気味であったので、肩甲骨周囲筋の硬さが触知された。したがって肩甲骨の整体・ストレッチと、肋間筋の筋緊張を緩和する目的で肋間に対して整体による施術を行った。また、肋間部の筋緊張が仕事での不良姿勢でも増強することを考慮して腰背部への刺鍼と整体によるアプローチを行った。
仕事中に時間を設けて、首肩のストレッチをすること、呼吸が集中している際に浅くならないように気をつけるよう指導。

その後、一週間後に来院され、治療後に当該部位の痛みに関しては消失。
現状のところ、肋間神経痛の痛みの再発はなく、今は体全体の調整、首肩こりの改善目的に定期的に治療を継続している。

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