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寝違え:寝違え/鍼灸治療レポート7

女性 30代 会社員・声楽
症状:寝違え
発症時期:2021年4月

現病歴

受診の前日朝、いつも通り起床し首を動かすと、右の頚部から背中にかけて痛みが走り、頚部の回旋動作や後屈動作が困難になっていた。
その後の仕事にも支障が出ていたので、当日夜にgoogle口コミの評価が高かったため、ドクター・リウ鍼灸院に来院。
仕事や声楽による疲れが主に肩甲骨より上に、こりやだるさとして自覚していたが、ここまでの痛みになったのは今回が初めて。

鑑別診断

痺れはなく、頚部後屈が困難であること、右の肩甲骨内縁に細長い硬結が存在していること、繰り返しの発症はなく初めての痛みという観点から、筋・筋膜性の寝違えと判断した。

治療法

まずは無理のない範囲でうつ伏せになってもらい、頚部、肩部、肩甲骨内縁の硬さを確認。
全体的に筋緊張が強かったため、反射療法の観点から委中(いちゅう)へのやや強めの指圧(痛みで上半身が動くくらい)を施し、頚部後屈の抵抗運動を実施。
この時点で頚部回旋、後屈動作、動作に伴う痛みは8割ほど改善した。
次に鍼を使用し、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)に刺鍼。
置鍼は膏肓に3分ほど。置鍼の後、再び頚部後屈の抵抗運動を実施したところ、一度の治療で可動域制限、痛み共にほぼ消失し、呼吸もしやすくなったとのこと。
翌日には痛みは完全に消失。現在では約2週に一度のペースで鍼治療を行い、寝違えを引き起こさないよう治療+予防の観点から定期的にメンテナンスを行っている。

背部の筋肉(主に肩甲骨周り)をほぐせるよう、肩の内外旋を意識した運動を指導。
加えて、極力夜には入浴し身体のONとOFFのスイッチの切り替えを行い、自律神経のバランスを整える時間を確保するよう指導した。

寝違えやぎっくり腰などの急性症状は、日頃の疲れの蓄積が要因となって起こります。
鍼灸を通じて定期的に身体をメンテナンスすることは疲れの連鎖・慢性化を防ぎ、健康な身体の維持はもちろんのこと、変化に気づきやすい身体へと整えていきます。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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