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下痢症:下痢症/鍼灸治療レポート3

男性 30代 会社員(デスクワーク)
主訴:下痢気味

現病歴

1ヶ月ほど前から下痢気味。熱はなく、腹痛なども伴わないが、便が緩い。
生活に困るほどの症状でもないので、病院には行っていないが、以前は快便だったので気になっている。
集中して仕事に取り組むためにも早く改善したいとハリアップに来院された。

鑑別診断

便の形状を尋ねたら、水様便というほどのことはなく、単に水分過多の状態らしかった。
生もの・生焼けの肉を食べたわけでもなく、熱も腹痛もなく、海外渡航歴もなかったことから、細菌性・ウイルスが原因の下痢でもないと判断した。また、同居の家族に同様の症状も出ていないので、偏った食べ物による下痢でもなさそうだった。軟便が気になるようになってから、体重の減少傾向があるかを尋ねたところ、体重の変化はなく、それ以外の体調の変化もないとのことだった。
それらを踏まえ、自律神経の乱れにより腸の吸収機能低下の状態、特に水分吸収の衰えにあるのではないかと判断した。(栄養素も吸収不良の状態なら、1ヶ月も経っていれば痩せの症状も出るはずという観点から)

治療法

仰臥位から施術を進め、美腸鍼に準じた施術を。
小腸・大腸の吸収機能向上のため、腹部のマッサージと天枢(てんすう)に置鍼。胃・腸の消化機能を助けるために足三里(あしさんり)にも置鍼。
置鍼後は、腹部に緩みも出てきたので、血行が改善され臓器の機能もアップしていると考える。腹臥位にして、背部から腰部、臀部及び下肢にマッサージと鍼を。
中枢神経にアプローチし自律神経の乱れを調整するため、最後は頚部から頭部に鍼とマッサージをして終了した。

病的なまでの排便状態ではなく、恐らく器質的には問題ないと思われ、単に機能低下の状態にあるのだろうと説明した。
しかし、気になる症状が続く場合は、念のため、病院を受診することを勧めた。

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