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寝違え:寝違え/鍼灸治療レポート9

男性 30代 会社員(記者)
症状:寝違え
発症時期:2021年7月下旬

現病歴

朝起きてシャワーを浴び、ドライヤーをしている最中に急に首がピキっと痛み出した。仕事中もかなりつらく集中できないため、上司の紹介で職場近くのハリアップカレッタ汐留院に来院された。
今年の4月から部署が変わり、かなり疲れを感じていた。記者をしているため、仕事はデスクワークと外が半々。最近は東京オリンピックもあり、メディア関係が忙しく睡眠時間は4時間程度になっていて、休みもしっかりとれていなかった。

鑑別診断

忙しい中で日常生活において変わったことはしてないか確認したところ、発症の前日夜にアイスクリームを2つ食べ、今日の朝も目を覚ますために水シャワーを浴びたとのこと。
冷えによる内臓の機能低下と仕事の疲れによる自律神経の乱れが合わさり、寝違えが生じたと判断した。

治療法

患部への刺鍼と抵抗運動により、筋緊張を緩和する。
痛みを伴う頚部は熱感が見られるため、炎症を考慮しマッサージは控え、鍼は浅い刺激で天柱(てんちゅう)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、大椎(だいつい)、身柱(しんちゅう)に刺鍼を。内臓の働きを促し血流の改善を図るため、肝兪(かんゆ)、志室(ししつ)、太衝(たいしょう)、三陰交(さんいんこう)、中脘(ちゅうかん)に刺鍼し、最後に頚部の整体、抵抗運動を取り入れた。
施術後は頚部の動かせる範囲が広がり、動きがスムーズになった。痛みも施術前より寛解。
仕事中に時間を作り、早く来院して良かったと言っていただいた。

治療翌日からは3連休とのことなので、痛みがあるうちは安静にするよること、体や内臓の冷えを起こさないよう冷房調整の指導を行った。

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