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五十肩:五十肩/鍼灸治療レポート15

男性 60代 会社員(デスクワーク)
症状:左肩の痛み
発症:2021年7月末

既往歴

10年前に左右の五十肩を経験。今年に入り、シャッターを開ける時、肘と腰の痛みで2月から治療。5月で肘は治癒。

現病歴

ゴルフが趣味。ゴルフクラブを振りかぶる際、左肩に引っかかりはあったがプレイ中は気にならなかった。
7月末、日常動作にて左腕が上がらなくなり、整形外科を受診するも検査は異常なし。このままでは趣味のゴルフを楽しめなくなると思い早めに改善したいとハリアップに来院された。

鑑別診断

安静時、夜間痛はなし。座位、左肩外転時90°付近で可動域制限と痛みあり。
ダウバーン(-)、ペインフルアーク(-)。側臥位、左肩120°ほどで可動域制限。三角筋、僧帽筋上部、背部の拘縮を共有。
猫背、肩の内旋、胸鎖乳突筋の緊張あり。レントゲンに異常がないことから肩関節の拘縮と判断した。

治療法

まず伏臥位で瘂門(あもん)、天柱(てんちゅう)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、背骨の硬結部、腎兪(じんゆ)まで単刺し、上大椎に置鍼。腰部と次髎(じりょう)、殷門(いんもん)、委中(いちゅう)、承山(しょうざん)、下腿内側を単刺した後に、頚部肩部から腰部までマッサージを。
次に左側臥位になり、側頭筋から頚部、僧帽筋上部、肩甲骨内縁をマッサージし、胸鎖乳突筋、肩井(けんせい)、肩内兪(けんないゆ)、肩外兪(けんがいゆ)に単刺。肩甲下筋をねらって膏肓(こうこう)から肩甲骨内側に雀啄し、肩貞(けんてい)に置鍼した。鍼の後は、左肩外転、自動運動にて引っ掛かりはないが、外転時の多少の痛みは残存。
続いて仰臥位で腰まわりのストレッチをし、前腕から腋窩へのマッサージ、肩甲骨のストレッチにて左肩可動域と痛みが改善した。
胸鎖乳突筋、肘周り前腕の硬結に単刺後、最後に腹部のマッサージ、巨闕(こけつ)、天枢(てんすう)、関元(かんげん)に単刺し、後頚部と頭部のマッサージ、両肩関節のストレッチで施術終了。
施術後、左肩の可動域が改善、痛みは消失した。

その後8/23に来院され、前回の治療後、経過良好だったが、ひと月経つと左肩外転時の痛みが再発するもゴルフは継続。
肩内旋による肘の可動域制限もみられたので、肩、肘、手首のアライメント調整を行い、来月も来院予定。

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