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便秘症:便秘症/鍼灸治療レポート 7

女性 70代 専業主婦
症状:便秘

現病歴

ここ5年くらいで体質が変わり、その中でも便秘に悩んでいる。4日に1回程度は出ているがスッキリする感覚がなく、なんとなくお腹も重い。
サプリメントや薬なども飲んだが、あまり効果がみられず、もともと肩こりでハリアップに通っていたため、併用して治療できないかと相談を受けた。
ほかにも、足の浮腫や冷えなどの症状もある。

鑑別診断

食事は3食食べているが、お菓子が大好きで、毎日昼ごはんの後にお菓子をつまんでいる。
肩こりは自覚があり、特に左肩が気になる。肩甲骨の内側や背中にも硬結がみられた。腹診では、下腹部に硬さがあり全体的に張っている。
運動はあまり好きではな、く家にいることが多い。
肩こりや背中の張りは消化器系からの反応が出ていると考えられ、自律神経や腹部へのアプローチと運動不足や間食によって低下しがちな働きを促進させる。

治療法

まず、自律神経バランスの調整をするために、頚部からマッサージで筋緊張を緩めていき、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)に刺鍼したあと、肩甲骨内縁や胸椎第4番から7番あたりの硬結にも鍼をした。
また骨盤内の血流改善を目的として、次髎(じりょう)などの反応点にも刺鍼し、さらにマッサージで血流促進を。股関節の動きも良くないため、ストレッチを併用しながら可動域を広げ、下肢は殷門(いんもん)、飛揚(ひよう)などに単刺で刺激した。
仰向けにて足三里(あしさんり)で胃腸の働きを促すように直接刺激をし、腹部は腸を動かすようにしっかりマッサージをしたあと、赤外線で温めながら大横(だいおう)、天枢(てんすう)に置鍼した。

生活指導

食物繊維の多く含むもの、たとえば海藻やキノコ類などを意識的に摂るよう指導。また、間食のお菓子を減らし果物などに変更すること。
砂糖などは悪玉菌の餌となり腸内環境の乱れにつながってしまうため、摂り過ぎには注意することを伝えた。
家族に週に1回プールに行こうと誘われているとのことだったので、骨盤内の血流改善や足の冷え、なにより代謝アップにも効果があるので積極的に運動することを勧めた。

その後、週1回を目安に来院されていて、以前よりもスムーズに排便があり、頻度も2日に1回程度まで増えた、プールで歩くようにして間食もバナナになり、健康に気を遣えるようになってきたと嬉しそうにお話されていた。

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