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ぎっくり腰:ぎっくり腰/鍼灸治療レポート11

男性 40代 会社員(デスクワーク)
症状:急性腰痛(ぎっくり腰)

現病歴

痛めた当日の朝、うがいをしているとき前かがみになった瞬間、右の腰から臀部にかけて電気が走ったように激痛が走った。
最近、床でうたた寝をすることが多く、身体が固まってる感じがしていた。コルセットを持っていないため、来院するまでは手すりを使ったり、ゆっくりしか歩行できないなど、辛い時間が続いていた。
早く痛みをとって普段通りの生活が送れるようにしたいとハリアップに来院された。

鑑別診断

足に痺れはなく、主に前屈動作や動作を開始する際に痛みが強く、横になって安静にしていれば楽になることから筋・筋膜性の急性腰痛と判断した。

治療法

痛みや可動域制限(前屈)が顕著だったため、抵抗運動や膝裏の委中(いちゅう)への指圧をはじめに行った。この時点で痛みは残るものの痛みの範囲が狭くなり、前屈の可動域も半分程度回復した。
鍼治療に関して、腰の痛みをかばい、首、肩、背中全体のこわばりが強かったため、鎮痛ホルモンの活性化も含めて頚部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)から刺激し、その後は脊柱起立筋をメインに単刺でアプローチを。骨盤の傾きを調整するために臀部やアキレス腱にも単鍼を行なった時点で、痛みの範囲がさらに狭くなり、可動域も改善した。
理想は2~3日後の治療がベストであることを伝えたが、仕事の影響で2回目の治療は一週間後となった。症状は快方に向かっており、腰痛第4番付近の違和感のみだったので、腰椎の多裂筋をメインにアプローチを行い、最後に抵抗運動を行なったところ、違和感は消失し、動きもスムーズになった。

生活指導

1回目と2回目で治療間隔が空いてしまう期間は、出張で新幹線移動があるとのことだったので、腰椎に負荷をかけないように座席のリクライニングはせず、脊椎本来の湾曲を保つように意識するように伝えた。
移動中実践してくれたため、期間が空いても腰椎や付随する筋組織などに過度な負荷がかからず、症状の改善に繋がった。

仕事などで移動が多い方は座席のリクライニングを極力なくし、身体への負担を減らす意識を持ってみてはいかがでしょうか。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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