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頚椎症:頚椎症/鍼灸治療レポート14

女性 40代 会社員
症状:左手親指と人差し指に痺れ、肩の痛み

既往歴

20年前にバイクで追突事故
それ以来、首に違和感がずっと残っており、疲れてくると頭と首の付け根、首と肩の境目が痛くなってくる。

現病歴

5年前からじっとしていると左手親指と人差し指に痺れ、肩の周りまで痛みが出るようになった。
仕事に支障が出ることと精神的に辛くなってきて、今までも治療院には通って鍼治療は受けていたが良くならなくて、藁をもすがる思いでハリアップに来院された。

鑑別診断

レントゲンにて頚椎椎間板ヘルニアの初見は見られず。
ジャクソンテスト、スパーリングテスト陽性
首を後屈、側屈させ神経根の圧迫を確認。MRI検査にて若干の神経根の圧迫があることを確認。
左手首から親指の先までの痺れが首を後ろに倒すと出現。
その他、頚肩腕症候群や手根管症候群のテストを行い陰性を確認した。

治療法

首と頭の付け根がかなり硬くなっているため、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)に刺鍼。
脳脊髄液の調整を行うため瘂門(あもん)、大椎(だいつい)にも刺鍼。
次に、痺れが出ている領域の神経根に刺鍼し、頚椎と肩甲骨の可動域確保するために首肩に抵抗をかけたストレッチ運動を行った。姿勢が猫背気味なので、大胸筋・小胸筋のストレッチも加えた。
腰周りの硬さも頚椎の可動性に影響が出ていると考えられたので、周囲の筋肉の緊張緩和を目的に腸骨陵へ刺鍼し、初回で痛みは2割ほど減少。1週間はその状態が継続したが、2回目に5割程度まで減少。
その後、少し変化が少なかったが6回目には3割まで軽減し、以前ほど仕事に影響する心配はなくなった。
頚椎の牽引と抵抗運動を行い、萎縮している筋肉と拘縮している筋肉を緩めるとその場で血流が良くなり、良い状態が続いた。
現在も痛みは多少残っているが痺れは消失し、痛みは出る日と出ない日があるところまで軽減した。

生活指導

ストレートネックが進んでいたのでタオルでの抵抗運動と、頭と首の境目のセルフマッサージを指導。
普段から寝ている時の姿勢が丸まっているため、抱き枕を使って必要以上に丸まらないように工夫してもらった。

痺れの消失、痛みの軽減により仕事や私生活に影響が少なくなった、メンタル的にも楽になり、鍼治療を受けてから明るく過ごせるようになったと話してくださった。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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