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自律神経失調症:自律神経失調症/鍼灸治療レポート14

女性 50代 会社経営
症状:肩こり、頭痛、不眠

現病歴

2年ほど前から仕事が上手くいかず、ストレスが溜まっていた。それに伴って、肩こりや不眠、頭痛に背中の痛みなど、あちこちに体の不調が増えてきた。
その中でも一番辛いのは胃の痛み。食べた後はもたれてしまい、空腹時はきりきり痛むほどで症状はどんどん悪化している。
病院で胃カメラの検査をしたが何の異常もなく、とてもきれいだと言われてしまい、余計に不安になってしまった。インターネットで胃の不調について検索していた際に自律神経が乱れていると胃に痛みが出ることを知り、鍼治療で改善できないかとお問合せをいただいた。

鑑別診断

もともと肩こりはあったが、最近はとくに左側の肩のこりが気になる。他覚的にみても左の方が硬さが顕著。ストレスや消化器系の症状は左側に出やすい。
腹部は中脘(ちゅうかん)あたりに硬結があり拍動を感じる。季肋部は詰まっており押すと苦しい。ストレスと胃の症状がどちらも腹部の反応としてみられた。
全体的に交感神経が優位になりすぎてしまい、自律神経のバランスが乱れているため脳脊髄液の調整をするとともに内臓へも同時にアプローチしていく。

治療法

瘂門(あもん)、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)など脳に近い場所から刺鍼し、その後脊際の阿是穴に単刺を。一番反応の強かった神道(しんどう)に長めに置鍼した。不眠や消化不良の症状のある方に多い肩甲骨内縁にある反応点にも置鍼。また、骨盤の動きも鈍く、股関節の可動域も少ないため仙骨周りや環跳(かんちょう)などに刺鍼した。
全身の血流を良くしたあと腹部のマッサージをゆっくり念入りに行い、胃の働きを調整する中脘に置鍼し、足にある胃経の反応点は指圧で刺激した。
胃の不快感はその日に解消したが、1週間後に来院した際には70%くらい症状が戻っていたので、2回目の治療では肩周りの整体を入れ、深く呼吸ができるように季肋部も刺激した。
何回か治療を続けていくにつれ、胃の不快感は軽減。肩こりはまだあるものの、こり感は以前ほど気にならなくなってきた。

生活指導

仕事をしていると集中しすぎてしまい呼吸が浅くなることがあるので、起床時・昼食前・寝る前の1日3回にお腹を意識した深呼吸をするように伝えた。
季肋部に手を置きながらやるとより意識してできるとこも伝えた。

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