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肋間神経痛:肋間神経痛/鍼灸治療レポート 7

女性 60代 主婦
症状:右背部から腋窩、前胸部の痛み

現病歴

左わき腹の痛みとかゆみ。発症時期は4年前に帯状疱疹を発症し帯状疱疹は良くなったが、その後、左側の背中から前側の肋骨にかけて痛みとかゆみが残るため、鍼治療を希望されハリアップに来院された。

鑑別診断

病院で帯状疱疹後神経痛と診断されて、発疹自体は良くなっているが左側の肋骨、胸椎第1番から10番にかけて痛みが残存。
病院で処方された鎮痛剤を服用しているが、ピリピリする痛みとムズムズするかゆみが改善しない。

治療法

うつ伏せで首の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、大椎(だいつい)に刺鍼して脳脊髄液の循環を良くし、セロトニンやドーパミンの分泌を促し鎮痛目的とする。背部の膏肓(こうこう)で自律神経のバランスをとり胸椎第7番から9番の脊際に刺鍼を。腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)に5分間置鍼し、抜鍼後は横向きで第7肋骨から第9肋骨の下縁に沿って水平に刺鍼を。肋骨の下に沿うように神経が通っているため。また、お灸は糸状にして、やけどの跡を残さないように注意しながら発痛部位や脊際に施灸。
最後に仰向けになり、腹部の天枢(てんすう)、中脘(ちゅうかん)、関元(かんげん)に刺鍼。腸の働きを活発にして、セロトニンやドーパミンの分泌を促し鎮痛目的を図った。
鎮痛剤を毎日痛くて服用していたが、鍼灸治療を毎週続けてから痛みが軽減され週に3回から週に2回、更には飲まなくてもいいように改善されている。

生活指導

コロナで外出を控えているため、人の少ない早朝に散歩で運動すること、発酵食品を意識して多めに召し上がり免疫力アップに繋げていくことを提案した。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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