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月経不順(生理不順):月経不順/鍼灸治療レポート6

女性 20代 飲食店
症状:月経不順(無月経)

現病歴

来院されたのは生理が止まってから6ヶ月後。
症状が出る2ヶ月前、2キロくらい体重が増えたので、それから1ヶ月くらい食事を減らす生活を続けていたら、生理がこなくなった。
これまではPMS(月経前症候群)と生理痛が酷かったのが、生理が止まったことで全くなくなったので最初は別に問題ないかなと思っていたら、周りからこのままの状態だと良くないと話を聞いて、色々調べているうちに無月経の深刻性を感じたので、治療を決心した。
最初は婦人科を受診し診察を受けたが「よく食べなさい」と言われ、薬を処方されただけで、薬を飲み続けても治らなかったので治療意識も低くなっていたときに、友達から鍼治療が月経に関して効果があると聞いて、職場近くのハリアップカレッタ汐留院に来院された。

鑑別診断

病歴を聞いた際、ダイエットの必要性を感じて1ヶ月間食事量を減らしたと話を共有し、来院されたときの患者の体形はとても痩せ気味で血色も悪い。
月経周期は短く、量が少なくて血の塊がよく出る。食事は社会人になってからは忙しくて1日1回程度。
ダイエット時は1日1000Kcalを超えないように気を付けて食事をしていて、糖質脂質を控えほとんど野菜中心の生活をしていたとのこと。
その他、おやつや栄養食品などは一切摂らないそうで、皮膚や肌の張り感からも栄養不足が伺えた。
接客業で立ち仕事なので、身体を動かすことも多い割に栄養不足なので、ホルモンバランスに異常が起きてしまい、無月経になったと判断し治療を開始した。

治療法

患者自身、最初は無月経に対して特に問題意識をもっていなかったため、無月経は当然改善すべく症状ではあるが、考え方を変えて無月経を起こしてしまう体質を改善しないと乱れたホルモンバランスや自律神経が不調をきたし、今より深刻な症状を起こす恐れがあると説明をした。納得してもらい施術を開始。月経サイクルを正常にするため、自律神経系を安定させることを目標とした。
頚部から背部にかけてのツボは自律神経の調整に有効と説明し、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)などに刺鍼。
次に、子宮への血流促進を目的に骨盤周りと下腹部にアプローチする必要があることを説明し、仙骨部にある次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)、腹部の中脘(ちゅうかん)、天枢(てんすう)、中極(ちゅうきょく)、関元(かんげん)には鍼の刺激と、温熱刺激、指圧マッサージを行った。

食事改善は必要だが、その必要性に関して病院での説明が不足している印象があったので、補足説明をした。仕事が忙しいときや食欲があまりないとき、お肉や油っこいものを食べると胃もたれがしてよく下痢をしてしまうことから、内臓の司令塔である腸内の環境が悪くなると、消化器全体、自律神経の異常が起きやすいことを伝え、現在の腸内環境が分かる腸内DNA検査を提案。
鍼治療を開始して1ヶ月が経過した時点で、顔の血色やお腹の調子が以前に比べ大分良くなり、2ヶ月目には腸内DNA検査の結果が届いたので、それをもとに食改善のアドバイスを行い、3ヶ月経過した時点ではPMS(月経前症候群)に悩むこともなく、正常な月経が戻ってきた。

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