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眼精疲労:眼精疲労/鍼灸治療レポート16

女性 30代 会社員
症状:眼精疲労

現病歴

ふだんからデスクワークのため、もともとパソコンを見ている時間が長いが、先月から部署が変わりテレワークが中心に。更にパソコンを見る時間が増えたため、疲労がピークになる夕方頃には、目の奥が痛みと首肩の重さから締め付けられるような頭痛が出現。お風呂に入りホットアイマスクをすると楽になるが、目の疲れはなかなかとれず、スマホを見ている時も目の違和感がつらくて気になってしまう。
部署が変わったことにより仕事が忙しくなってきていて、睡眠時間も以前より2時間程減り4〜5時間程度となってしまった。目の疲れを取り仕事のクオリティを上げるため、ハリアップカレッタ汐留院に来院された。

鑑別診断

皺眉筋の盛り上がりが顕著。その他、側頭筋や後頭下筋郡など、頭皮周りや首周りも筋緊張が強い。
姿勢の悪さも自覚されており、血行不良による首肩部の筋緊張と、パソコンを見る時間が長く睡眠も十分に取れていないことによる、自律神経の乱れが影響していると判断。

治療法

伏臥位にて頚部から肩部をマッサージし、天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完骨(かんこつ)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、大椎(だいつい)、合谷(ごうこく)などに刺鍼し、筋緊張緩和と自律神経調整を図る。目との関係の深い肝臓の働きを調整するため、背部の肝兪(かんゆ)や太衝(たいしょう)にもアプローチ。その後、仰臥位にて角孫(かくそん)、頭維(ずい)、太陽(たいよう)、攅竹(さんちく)をマッサージした後に刺鍼。自律神経調整のため、腹部にアプローチした。
治療後は目がすっきりし開きやすくなり、来院時に頭が重かった感じが消失したとのこと。一日中作業しても辛さがでないことも増えてきた。
生活習慣の見直しを行い睡眠時間をなるべく確保しストレス発散や目に良いとされている緑を観るために自然の中に行ったりすることをアドバイス。
現在は2週間に1回のペースで来院し、目の疲れが溜まり頭痛が出る前に治療をされている。

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