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腰痛症:腰痛症/鍼灸治療レポート25

女性 50代 会社員
症状:腰痛(椎間関節性腰痛)

現病歴

来院1ヶ月前からぎっくり腰のような痛みを感じる。1ヶ月経った今も歩く際に痛みで、片足を引きずるようなな姿勢でしか歩くことができない。
思い当たる原因はなく、病院では椎間関節性の腰痛と診断を受けるが、痛み止めなど薬を処方されて飲んでいても症状が一向に良くならなかった。仕事の上司に相談したところ、ハリアップセルリアンタワー院を紹介され来院。
下腹部に子宮筋腫があるが、手術が怖く治療をしていない。今年に入ってから生理が正常にこないと話された。

鑑別診断

痛みが強く前後屈がほぼできな状態。痛みは左腰椎4番から仙骨、臀部にかけて強い痛みが生じる。
頚部から腰、下肢全体に筋緊張が強い。下腹部の筋腫はお腹から触診することができるほどで、ソフトボールほどの大きさがある。筋腫の影響からかお腹が出てしまい、腰部の反りが強くなりやすいことにより腰椎椎間関節への負担が強くなっていると判断。

治療法

まずは伏臥位で頚部から腰部の筋緊張除去を目的にマッサージ後、天柱(てんちゅう)、上大椎(かみだいつい)、膏肓(こうこう)、志室(ししつ)へ刺鍼した。骨盤内の循環・機能改善を目的に、八髎(はちりょう)穴、長強(ちょうきょう)へ刺鍼。次に、下肢の緊張改善を目的に殷門(いんもん)、承筋(しょうきん)に刺鍼し、そのあと腸骨陵付近に置鍼5分。
施術後、起き上がると痛みが10→6まで軽減したことを確認し、仰向けの治療に。
下腹部、子宮筋腫の付近はとても緊張が強いため、マッサージと鍼で筋腫の周囲の緊張を取り除き、大横(だいおう)に置鍼5分。下肢、骨盤内の血流促進のため、股関節の整体を行ったところ、施術後の痛みは10→4まで軽減した。
歩行もスムーズになり、足を引きずるのは見られなくなったが臀部付近の痛みは残存。子宮筋腫による腰腹部の循環の悪さが原因だと伝え、骨盤内の循環改善を目的に鍼治療とあわせて腸内環境改善にも取り組むことを提案し、ベイビーフローラを購入いただいた。まだ腰部の痛みは残存しているので、次回は間隔を空けずに3日後を提案し、予約確定となった。

前回治療後は経過良好だったが、日にちが経つと痛みが戻ってしまい4→8まで戻ったとのこと。
子宮筋腫が主な原因だと考えられるため、この日は腹部へのアプローチを中心に施術をした。
鼠径部、腸腰筋の筋緊張緩和と股関節の整体も行いながら施術。施術後は10→4まで痛みが軽減。
この2回目の治療翌日から生理が突然き始めて、経血量がとても多く大きい血の塊が出たことを話された。それから腰痛もかなり軽減し、前回同様に腹部中心にアプローチをした。

初回の治療から10日後の来院。
痛みは2まで軽減し、子宮筋腫の張り感もなくなってきている。子宮筋腫が圧迫し腰痛を引き起こしていたため、少し怖いが今後は手術することも視野に検討中。
現在、腰痛はほぼ消失し仕事も日常生活も支障なく送れているが、健康維持、腰痛予防のため定期的に鍼治療を受けられている。

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