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自律神経失調症:自律神経失調症/鍼灸治療レポート21

女性 50代 会社員
症状:動悸、めまい

現病歴

普段から性格はせっかちで、頭の中が常に何か考えて落ち着かない状態になっている。そうしているうちに肩に力が入り、背中がガチガチになり呼吸が浅くなってしまうことが当たり前になっている。
酷くなると動悸やめまいで立っていられなくなり、夕方はいつも疲労から休憩を入れながらでないと、夕食を作ったり食後の片づけをしたりできないので、日常生活をもっと楽に過ごせるように自律神経の調子を整えたい。今まで病院に行って漢方を処方されたこともあるが、最初は快適だが徐々に症状が戻ってしまうため、根本治療として自律神経を整えることができる鍼治療を受けたいと考え、ハリアップに来院された。

鑑別診断

問診にて中途覚醒があること、動機やめまいがあることから、頭の中が落ち着かず気持ちが昂ってしまう状態が長く続き、交感神経優位の状態が続いていると判断。
それに伴う筋緊張の亢進で、呼吸も浅くなってしまっている状態と考えられる。

治療法

自律神経のバランスを整えるために腹部や頭部、背部の筋緊張緩和と血流の改善を目的に、鍼とマッサージ整体にて治療していくことを説明。鍼治療は今まであまり受けたことがないとのことだったので、刺激量を考え、細い鍼を選んで治療を開始した。

まずは伏臥位にて、全身のマッサージを行い、肩甲骨周囲の硬さを確認。脊柱起立筋の背部の硬さを取るように鍼で刺激を。刺鍼部位は頚部の天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、肩井(けんせい)、膏肓(こうこう)、腰部の志室(ししつ)、大腸兪(だいちょうゆ)、上大椎(かみだいつい)に置鍼した。
次に側臥位にて、マッサージと鍼、肩前面のストレッチを行い胸郭が開くようにアプローチし、風池、完骨(かんこつ)、肩外兪(けんがいゆ)、脊際に刺鍼した。
最後は仰臥位にて、内臓の働きを促進させるため、腹部のマッサージ、副交感神経優位になるよう頭のマッサージを行い治療を終了。
施術後は、背中の緊張感が抜けて呼吸も深く吸えるようになったことを実感された。
定期的な治療を行い、夕方のだるさや中途覚醒も減らしていき、快適に日常を過ごせるようになること目指し、次回は1週間後の来院を指導。
初診から7日後、全回治療後、少しだるさが出たが一晩経って調子は良くなった。
前回後3日くらいは夕方のだるさもなく家事を行うことができて、鍼治療の効果を実感できたと話してくださった。
治療内容は前回同様に、マッサージや鍼の刺激量を少し減らして対応した。
次回は、海外旅行に行く用事があるので2週間後に来院。

帰国後に来院され、海外では考え事をせずに過ごせて、とても調子が良かったそう。
また、旅行に行く前もしっかりと眠れていたので、体調を崩さずに楽しむことができた。
治療内容は同治とし、調子も良くなってきているので2週間に1回の無理のないペースで治療を続けていくことを伝えて治療を継続中。

最初は、力を抜きたくても思うようにリラックスできず疲労を溜め込んでしまっていたが、治療を続けるうちに肩の力も抜けて呼吸がしっかりできるようになり、気持ちも安定して生活できている。

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