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坐骨神経痛:坐骨神経痛/鍼灸治療レポート27

男性 70代 会社経営者
症状:左臀部から下腿外側の痛みと痺れ

現病歴

10年前に圧迫骨折を経験。
5年前に脊柱管狭窄症を発症。
同時に坐骨神経痛が出現し、ことあるごとに痺れを感じるようになった。手術をして痛みはとれたものの痺れはとれず、臀部から下腿外側まで残っている。
歩行時に痛みと痺れが出現するため、少しでも状態を良くしたいと来院された。

鑑別診断

知覚障害(−)MMTでは、左腸腰筋、大腿四頭筋、大臀筋、中臀筋の筋力低下が見られた。
反射異常(−)
血液検査、脊髄造影にて(−)
レントゲン検査(−)
MRI検査(−)
徒手検査:SLR(+)ラセーグテストFNS(−)ケンプテスト(−)フライブルグテスト(+)Kボンネットテスト(+)
股関節を外旋する筋肉の深層外旋六筋、特に梨状筋や骨盤底筋に硬さあり。
以上のことから、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、血管疾患は除外。梨状筋が過緊張することによる坐骨神経痛と判断した。

治療法

深層外旋六筋が硬まる要因としては、長時間の座位姿勢が続き、大腿二頭筋や腸腰筋に硬さが生まれて骨盤帯の可動が制限された際に、血行不良が起こることによって生じるものである。
したがって、骨盤帯の固縮している筋肉のリリースと、坐骨神経沿いの経絡の停滞を解消するように刺激を入れることがとても重要になることをお伝えし、治療開始。
ふだんからお酒をよく飲まれるということなので、鍼治療に集中する期間はアルコールを一時的に控えてもらい、内臓系、とくに肝経、胆経には鍼で刺激も加えた。
初回の治療で5割ほど痺れはとれたが、比較的症状が出てから時間が経っているため、このまますぐに全てが消えるケースは少ないことを説明し、治療を継続。
5回目の治療を過ぎたあたりから、残り2割ほどになり、7回目には痺れは完全に消失した。
痺れが完全に消失したポイントは、自宅でのストレッチと治療の頻度。
治療頻度は5回目までは週に1回、その後は2週間に1回としっかりと治療計画に沿って治療できた成果が大きかった。

治療法

ストレッチは自宅でできる簡単なもの2種類。朝・晩の実施。
痛みや痺れがひどい場合は、できるストレッチが限られてくるため、様子を見ながらアドバイスをしていった。
肝臓と胆嚢、腎臓に負担がかかっていることが見受けられるため、食事指導をさせて頂き、増悪因子をできるだけ取り除くようアドバイスも加えた。

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特殊な症状がひどい方は豊富な治療実績を持った店舗へ行くことをオススメします。

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